とれびき大将

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zoom RSS いちご狩り

<<   作成日時 : 2017/01/18 21:05   >>

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幼少の頃、何歳だったのか覚えていないが、
映像は鮮明に40年以上経た今でも、浮かぶ。。。

「おなかいっぱい、食べぇ〜よ♪」
赤い苺や小さな青い苺が黒いシートに覆われた土から
ぽろりん、とあふれるおじちゃんの畑で、
狩る、狩る♪
小さな私は、プチンと摘んでは、甘酸っぱい苺を
口に放り込んだ。

その視野の先で、にっこり微笑む優しい笑顔。

ぽっかりと突き出たお腹とにっこりと舌足らずで
語りかける言葉が、子ども心に愉しくて、
「ひさおちゃん♪」と慕っていた叔父。

キンコの弟。である。



今朝4時半過ぎに、逝く。
早朝に電話がやかましく鳴り、その報せを聞き、
がっくりと、寂しいさの一日が始まった。


我が子3人と、そのそれぞれの子ども=孫のため、
脳の癌に侵された我妻のため、
両足を切断しても、声をとられても、発する声をなくしても。

彼は必死で生きることを切望した。
その意志を長男が、笑顔で引き受け、尋常ならぬ努力で、
サポートした。

「こうちゃん、お疲れ!」と常に笑顔を絶やさなかった
いとこに声をかけに行く。

北枕に横たわる叔父は、5年ぶりに帰宅した。

そっと額とほほを撫でる。
「ひさおちゃん。。。ごくろうさま、で。。。し。た。。。」


目が見えなくなってしまってからは、
音読をしに病室へ行ったが、「一休さん」はお嫌いでした(笑

声が出なくなったときは、
手を握って、肩をさすって、
「言いたいことがわからんで、ごめんね。
 でも、言いたいことと面白いこと、言って帰るけんね♪」
で、うんうん、と頷き、握り返してくれてた。


心がたくさん詰まった、叔父でした。
親身に、人の言葉に耳を傾け、自分の苦しさより、
他者の苦しみに心痛する方、でした。


訃報が続くけど、去っていく身内が、
いろんな言葉を私に刻んでいってくれているようです。

『優しく、おおらかに。。。』
と、頭の中で響きます。

口の中では、苺の酸っぱさが残りながら。。。

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