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zoom RSS お奨めします〜What's Eating Gilbert Grape〜

<<   作成日時 : 2006/11/22 08:07   >>

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2006年11月7日〜2007年2月6日
Yahoo動画にて、無料配信されています。
すごい時代になったもんだ。

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監督 : ラッセ・ハルストレム
       【サイダーハウスルールズ】【ショコラ】【マイライフ・アズ・アドッグ】
原作/脚本 : ピーター・ヘッジス
出演者 : ジョニーデップ、レオナルド・ディカプリオ、ジュリエット・ルイス
公開 : 1993年 (製作国:米国)
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〜どうしてギルバートはそんなにイライラしているの?〜
と、題名は問い掛けていますが、
一度観た限りでは、そんな印象をギルバートには抱きませんでした。
『我慢強くて、頑張る子だなぁ』な印象です。

寂れた田舎町に閉ざされた家族物語だけれども、
景色の美しさや、ほのぼのとした音楽に包まれた映像、
18歳のレオナルド・ディカプリオが演じる見事な演技に見とれるばかり。
奇妙な声も、奇天烈なスタイルもしない、普通の青年役でジョニーデップ。
随所でギラリと不満を訴える目を観ているのに、
癖のあるジョニーデップばかりを見慣れたせいで、
見逃していたのですね。
3回目でなんとなく解ってきました。
『あれっ?この気持ち解る!
 そして私は自分なりの解決方法を見つけたよ』って。

画像


日常生活で少しずつ歯車が狂う、誰でも経験してそうな感覚。
そして長年の鬱憤や不満が、とあるきっかけにより表に現れる。
そして、自分との葛藤、どうするべきか日々葛藤。。。
我慢していることに、気付かないふりをしていたギルバート。
そうしなくては、自分の均衡が保てなかった?
無垢な感覚で日々生きる知能障害の弟・アーリーのお世話や
お父さんの自殺により傷つき社会性を失い、太ってしまったお母さんの食費を
稼いでいるんだと言い聞かせることで、
彼は己の内に潜む邪心を浄化しようとする。
そんな繰り返しのギルバート。

『そういうもんだよなぁ、うん。』

憎みきれて、吹っ切れて、逃げ出せたら、僕はどんなに楽なんだろう。
どうして僕はどこにも動く事ができないのだろう。
穏やかな表情を崩さないように努力しながら、
そう彼は心で叫び続けているようです。

太陽に反射するトレーラーを毎年待ちわびるのは、アーニーではなく、
本当はギルバート本人だったのではないかと思います。
トレーラーは自由の象徴であり、彼が抱く小さな解放感。

そのトレーラーに乗って旅をするベッキーと恋に落ちているにも関わらず、
彼は何度も自分にブレーキをかけます。
夜、車で送って「今夜はとても楽しかったよ。」だけ。

ペッキーから「あなたの望むものは何?」と問われ、
母、妹、弟の幸せを挙げる。
「自分のものはないの?」
「いい人になりたい。・・・・苦手だ、こういうの。」

翌日ベッキーがこの町を去ってしまうと告げ、
「これっきりなの?」
「・・・、行かなくちゃ。。。行かなくちゃ。」

アーニーを殴ってしまい、家を飛び出し、
そのギルバートを追いかけ同じく家から飛び出してしまったアーニー。
アーニーがベッキーを頼って来たところを
木陰から眺めるギルバート。
アーニーが無事帰る様子を見届け、ベッキーに見つかる。
その時も「行かなくちゃ。行かなくちゃ。」涙を流しながら彼は去ろうとする。

『本当は何処にも行くところなんてまだ見つけていないのに。』
画像



さて、この映画の好きなところは
登場人物が皆親切で、思いやりに溢れていることです。
友人も、勤め先のご夫婦も、不倫相手の旦那さんすらも。
勿論、アーリーとの兄弟愛、家族愛には目頭が熱くなります。

【ショコラ】も【マイライフ・アズ・アドッグ】も、
【サイダーハウスルールズ】そうでした。
登場人物がとても魅力ある優しさを持っています。
ラッセ・ハルストレム監督の容姿と話し方を見る限り、
そんな優しい雰囲気はしないのですが(笑

何にもない所で日常の中にドラマが生まれるからこそ、
魅力的な映画でした。
この映画でのジョニーデップの魅力はまだ理解しきれていません。
やっぱり目が真中に寄っている・・・。

けれども、自然体で人生を楽しむ術を知った今、
この映画に出会えたことを感謝します。
この時期に出会えるべくして、出会えた映画。
ジョニーデップにハマったからこそ、観た映画です。
いい作品に出ているよなぁ。
(おすぎさんもいいコメントしてくれてたんだなぁ。)

何かをひとつ乗り越えた時、見て欲しい映画な気がします。
何かを乗り越えたい時ならば、【サイダーハウスルールズ】を。
守るべきものができた時ならば、【マイライフ・アズ・アドッグ】と、
村上春樹・著『スプートニックの恋人』をセットでどうぞ。
強くなりたい女性には、【ショコラ】をお奨めします。
どれも素敵な音楽と映像が、勇気と穏やかさを与えてくれるはず。


■余談■
ジョニーデップ自身は、この映画は辛すぎて観れないらしい。
何故って?
≪あのオレンジ色の髪をした自分を
 もう一度スクリーンで見る気になれなくて・・・。≫ですって。
本人がそう言うなら、そうなのでしょう。
かなり精神的にも身体的にもしんどい時期だったようですしなぁ。
ファンであれば、彼の私生活もひっくるめて知りたくなるけど、
我々に夢を見させてくれるお仕事の俳優さん。
私は遅咲きの一ファンとして、
ジョニーデップがスクリーンで見せてくれる部分だけで、
楽しませてくれるのならば、それで十分なのです。

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